Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2CORONA ウインドエアコン CW-1620に続くお買い物第3弾!
なんだか最近モノ買いすぎじゃない?って思うくらい最近お買い物してる気がしますね!
実際短期間で色々買い物するのはPCを新しく組むときくらいのものですが・・・

新型コロナの定額給付金も無事納付されたこともあり、うちにもついにロボット掃除機が導入されることになりました。
兼ねてから買うならこれっていう検討は行っておりましたが、最終的には下記3つのうちどれかにしようということになりました。

ロボット掃除機の比較はむつかしい・・・

さて、ここからどれにするかという段階になりまして、ここからがなかなか悩みました。
それぞれの商品には特筆すべきメリット・デメリットがあり、比較するのがなかなかに難しいんですよね。
下記にざっと書き連ねてみますが、こんな感じになります。

iRobot Roomba

メリット

  • ロボット掃除機といえばRoomba!もはや代名詞になるほどの実績。
  • もともとは軍事用無人機の開発を手掛けていた企業のため、その手の分野での信頼度は絶対的。
  • 利用者も恐らく一番多く、システムも洗練されている。
  • Alexaに対応!(重要)
  • 上位機種はゴミの回収まで自動化された。

デメリット

  • エッジクリーニングブラシ(回転ブラシ)が埃を掻き込む役割を果たす反面、弾き飛ばしてしまうという報告もあり。
  • 平面にサイズが大きく、角に弱い。
  • ランダム走行を繰り返す形で同じ場所を何度か通る場合がある。
    (違う方向からアプローチすることを考えると綺麗になるという点ではメリットともいえるが)
  • 体当たり前提の設計。

Panasonic RULO

メリット

  • 形状が弱い三角形のため、Roombaより角に強い。
  • Panasonicは国内での家電製造メーカのため、日本のお掃除事情をある程度理解した上で設計している可能性がある。
  • 最近センサーが強化されたモデルが登場した。
  • サイズ展開があり、小型のものもある。

デメリット

  • ロボット掃除機としては後発であり、実績としてはRoombaに軍配。
  • エッジクリーニングブラシの問題はRoomba同様。
  • この手の分野においては逆に日本製ってのが不安要素としてでかい。

Dyson 360 Heurist

メリット

  • ダイソンならではのサイクロンエンジンによる脳筋パワーで埃を強力に吸引。
  • 通常のダイソン掃除機と同等の床面ブラシを搭載。
  • 回転ブラシ非搭載だが、その代わり本体幅と同等の吸引口があり、隅までしっかり掃除できる。
  • 正面にセンサー4つ、天面に360度カメラを搭載し、周囲を見ながら掃除を行う。
  • キャタピラ駆動のため踏破率が高い(旋回時、超信地旋回してる気がする)。
  • 公式サイトで買うと30日間返品保障がある。

デメリット

  • ダイソン掃除機特有のデメリットは解消されていない。
  • まだ2機種しか発売されておらず(それも当機はバリエーション機ではなく後継機)、ロボット掃除機としては新参。
  • Alexa対応が米国止まり。(致命的では
  • ドックがちょっとダサい
  • 直径は小型だが頭がでっかい(Type-10 Defenderみたいだ

選ばれたのはDyson

最初はRoombaしかねーべ!と思っていたのですが、実機を一応確認するべく近所の家電量販店へ。
デモを紹介してるお店の人も「パワーはあるけど煩いからパナの奴がええよ」と言うので、まあそらそうでしょうと思いつつも、よくよく観察してみるとほかの機種と違ってDysonの掃除機はなかなかテキパキ掃除を行う印象の挙動をしており、意外と悪くない印象をうけました。
それにつけて、やはり掃除機である以上パワーこそ力ということで、Dysonにしてみるかという流れに。

ネット上での評判も大きく意見が割れているのが特徴で、「全然駄目!」といった意見と「ちゃんと掃除してくれる!」が入り乱れており、「買って試してみるしかねーな!」ということでとりあえず買う流れへとなりました。
Dyson公式から購入すれば30日間の返品可能なので、ダメだとなれば返品すればいいやととうことで・・・。

金額としては100,000円超えとなるお買い物なので、ヨドバシなどで買いたくなる気持ちはありましたが、確実に返品できるというメリットは大きかったため、公式ショップから発注です。

https://www.dyson.co.jp/dyson-vacuums/robot/dyson-360-heurist-jp/360-heurist-blue.aspx

注文してから1週間ほどで到着!外装はこんな感じで、同梱されているアイテムがスマートに収まってます。

設置も簡単、周囲50cm半径のスペースを確保した上でドックパネルを設置してアダプタをコンセントに接続。その上に本体を置けば自動的に充電が始まります。

アプリから起動!

ドックに本体を置いたら、BlueToothにて設定を行いまが、ここは公式のDysonLinkアプリをiPhoneに入れてしまえば簡単に完了できます。
画面の指示に従ってWiFi接続の設定を行えば準備はOK!
画面から実行ボタンを押して、掃除モード(吸い込むパワー)を選択すればお掃除開始です。

初回起動は不測の事態に備えて動作を観察していたのですが、お店で見ていた通りテキパキとした挙動でお掃除を進めていきます。

非常に興味深いのは、掃除していくルート。
Roombaなどは、斜め方向に向かってランダム気味に掃除を進めていき、障害物に本体がヒットすると方向を変えるという形で掃除を行いますが、Dyson360は見事な「コの字」型ルートを進んでいきます。
一定距離を走行したら、その場で90度曲がって少し進んで、すぐにもう一度90度曲がってUターンという形で、無駄なく掃除を進めていきます。
その時の進行ルートが、本当の意味で直線で、どういう仕組みでこんなにまっすぐに掃除できるのかと少し考えたくなるほど。
(床の目を見ているのか、壁の距離を測っているのか・・・方角まで見ているのか・・・)

そして、特筆すべきは椅子などのピンポイントに立っている柱状のオブジェクトに対するアプローチの仕方。
柱を検出すると一旦停止して少しだけ考えたのち、柱に沿って弧を描くような形でゆっくり動き、90度だけ回ってからUターンのコースにのるという挙動をしているのには驚かされました。
この特徴的な動作により、椅子の周りなどもしっかりカバーできているということで、そのお掃除性能は想像以上にハイレベルなものに仕上がっていることがうかがえました。
また、壁を検知した場合も似たような動作を行い、できるだけ壁に寄ろうとするため、壁側の汚れもしっかり吸い込んでくれます。
回転ブラシとかいらんやん。

Dyson 360 heurist お掃除風景

正直な話、最初はDysonだしすげー脳筋なんでしょ!とあまり期待していなかったのですが、いざ動かしてみると実はこいつ脳筋賢者なんじゃないかって思うほどに隅々まで掃除してくれるイカした性能を持っていることが分かり、大満足です!

ゴミ捨てについては通常のダイソン掃除機と大差なし。
ビンをパコっと外してポイっと捨てられます。

気になるポイント

とはいえ、ネットでは様々な評価があり、賛否両論となっているDyson360(これに限ったことではありませんが)、その中でも気になる点がいくつかあったため、そこを確認したいと思います。

  1. バッテリーの持ちが異常に悪いとされる件について
    これは恐らく正しいかと思います。
    というのも、最もバッテリーの持ちがよいとされる静音モードで動作させた場合でも、我が家(3LDK)全体を掃除し終わったころにはバッテリー残量は僅かとなるため、ここから逆算すると通常パワーだと1度か2度、フルパワーだと3度ほど充電に戻る事が予想され、下手すると1日中掃除と充電を繰り返す可能性があることがうかがえます。
    ただし、我が家の場合、静音モードでも非常にきれいに掃除してくれることを確認しているため、わざわざ強パワーでやってもらわんでも全然問題ないという認識です。
    なんせ、1回終わるころにドン引きするくらい埃をため込んでドックに帰ってくるので、その威力は実証済です(逆にフルパワー必要なシーンが思い浮かばない・・・
  2. 段差に弱いとされる件について
    アプローチの仕方によっては何度かトライする光景が見られました。
    段差の途中で「これはちょっと・・・」となると一旦考え込んだのち、その場で回転してなんとか上がれないかとか、少し戻って角度を変えて再チャレンジ!といった形で踏破しようと努力してくれています。
    高い段差で落ちちゃったり、エラーになる件も報告されてましたが、落ちたりは今のところしてません。
    ただし、大きな段差の手前でエラーになる現象が我が家で発生ました。
    我が家の玄関が現場ですが、床面に一定間隔で白と黒のものが並ぶと混乱を起こすようです。
    エラーになった際の玄関もまさに靴の配置がそのような感じになっていたので、それぞれ片づけると玄関先でのエラーは起こらなくなりました。
  3. 騒音が煩い件について
    そりゃDysonだしね!(でも思ったよりうるさくないよ!)

その他気になる点としては、正面のセンサより少し高い位置に存在する障害物(キャスター付きの椅子、足の短い家具など)には弱いようで、少しだけ頭突きをかます癖があるようです。
(ただ、少しぶつかればすぐ停止して進路を再検証してくれています)

あと、エラー起きた時にDysonLinkから再起動ができない?
まぁこれについてはエラー原因を解消して再開させる必要があるということで納得できる仕様ではあります。

総合的に見た感想

力こそパワーなのでDysonが気に入ってる人なら買いだと思います。
(思ったより賢いけど頭のでかさには気を付けて・・・!)

というわけで個人的には超おすすめ物件です。
惜しむらくは、Alexa国内未対応なのと、エリア判定の機能をもう少し拡充してもらえれば・・・といったところですが、定期清掃を行ってもらう分には全く問題ないかと思います。

既にお掃除時間が減り、ぐっと楽になったことを体感しているので、本当に買ってよかった・・・というかもっと早く買っておけばよかったと思います(笑

これからロボット掃除機を買うという方いらしたら、ぜひ検討していただければと思います!

これで掃除機かけの時間分ゲームして遊べますね!