※2020/09/22 追記
リニューアル後のカレーについて新たに記事にしました!
カレー好きが選ぶ牛丼屋のカレー(2020年版)

外出先でどうしてもカレーを食べないといけなくなる、なんてことは日常茶飯事だと思うのですが、いざカレーをと思っても近くにはカレー屋はなく、調べてもめぼしいお店は牛丼屋さんしかない・・・といったこともまた日常茶飯事。
そんな時は覚悟を決めて牛丼屋さんに飛び込むしかありませんが、さて、あなたはどの牛丼屋さんのカレーを選びますか?
悩みますよね?

さて、平成最後の11月激務進行中、なかなかカレーにありつけなかった私はついに禁断の牛丼屋カレーに手を出してしまったわけですが、非常に頭が疲れていた私は「せっかくだから」と大手牛丼チェーン4社を何回かに分けて梯子し各店のカレーを食べてまいりました
今回は、自分勝手な評価をつけながらざっくりご紹介させていただこうと思います。

※令和になってからの注釈
この記事は平成時代に食べ歩いたときのもので、最新のカレー事情とは異なります。
具体的には、吉野家と松屋、すき家のリニューアル後カレーには対応しておりませんのでご注意ください!

(近日食べに行ってきます!)

牛丼チェーン店について

今回行ってきたお店は以下の4店です。
どこにでもある、超有名チェーン店です。

  • 吉野家
  • 松屋
  • すき家
  • なか

吉野家

牛丼といえば吉野家。
今や街中のどこへ行ってもお店があります。
最近は地下街にも進出しておりまして、もはや吉野家の看板から逃れることは不可能な時代となってまいりました。

さて、こちらで食べられるカレー、商品名は「黒カレー」です。

吉野家の黒カレー(牛乗せ)

少し深めのお皿にどっしりと盛られたライスとこれまた重ための色の濃いルーが特徴的で、固形の具は入っていません。
(トッピングとして牛か、チーズ、期間限定で野菜などのトッピングが出るようです)

ルーはかなりドロッとした感じではあるのですが、見た目質感に反して味はそこまで濃厚ではなく、しつこすぎない味わいとなっております。
並盛350円という手軽さながら単品で量も多いため、食べたった感は大きめ。
ただ、具が入っていないせいか味が単調なので、普通の黒カレーの場合は中盤から味に飽きてくる人もいるかもしれません。
しかしながら、シンプルな味だからこそトッピングとの相性もよいという面もありまして、吉野家では牛丼の牛皿をトッピングにする牛カレーを注文するのがおすすめです。

お手軽さ★★★★☆
ルーの(色の)濃さ★★★★★
お値段★★★★★

ホワイトカレー、またやりませんかね。

松屋

松屋の横を歩くとめっちゃハンバーグのいい香りしません?
あれずるいよねー
ってことで、みんな大好き松屋です。

松屋のカレギュウ

松屋のカレーはスパイスが強め、若干塩気が強い風味が特徴的で、ビールがほしくなる一皿。
ルーは中間的なサラサラ感です。
カレギュウを注文すると、ルーが写真のように別皿で提供されるほか、例え注文がカレーでも例外なく味噌汁がついてきます。(この味噌汁をいつ頂くべきかがむつかしいです)
カレギュウは具に玉ねぎが入っており、辛い中にも甘味を感じる絶妙なバランスに仕上がっています。
前述のとおり、若干塩辛く味が濃いため好みがわかれるところではあるとは思いますが・・・個人的には吉野家よりこちらのカレーが好みかな?
以前、期間限定で提供されていたチキントマトカレーは更にその特徴が際立っていましたが、なぜかリピートしたくなり、2回食べました。

味の濃さ★★★★★
辛さ★★★★☆
🍺★★★★★

すき家

すき家って表のサインに「カレー」と多店舗よりも目立つ文字表示を行ってますよね。
だけどすき家っていえば僕の中では「とろ〜り3種のチーズ牛丼」なので、なかなかカレーにたどり着くことはなかったのですが・・・

すき家の牛あいがけカレー

すき家のカレーは他の牛丼チェーンと比べるとルーはサラサラしており、ニンジン、じゃがいもといった野菜がごろごろ入っている「The おうちのカレー」で、非常に親しみやすい一皿です。
しかし、サラサラしたルーとは言え、あと引く辛さはしっかりあります。
素材にトマトを使っているようで、辛さの中にも爽やかなフルーティさを感じました。

味もこってりではないので、重たいルーが苦手な方はすき家のカレーがおすすめです。
カレーメニューの種類も他店よりも多いので、気分によってチョイスしてみるのもよいかと思います。

サラサラルゥ★★★★★
具の種類★★★★★
🍛★★★★★

なか卯

最後はなか卯です。
なか卯は他店と比較して、体感として若干上品なお味にまとまっているイメージがあります。
お出汁が効いた牛丼や、親子丼がとっても美味しいですが、果たしてカレーは?

なか卯のビーフカレー

なか卯のカレーは、やはり他店と比較してかなり上品な一皿でございました。
ごろっと入っている大きなビーフと、高級感あふれる風味豊かなカレールーはまさに「ビーフカレー」と名乗るにふさわしいカレーです。

ただ、その分お値段も他チェーンと比較してかなりお高め。
牛丼とおうどんのセットが500円で食べられる時間帯だと、カレーを注文するのに躊躇してしまうかもしてません。
また、辛さもほんの僅かですが他チェーンのカレーよりも抑えられている印象です。

しかし、「ビーフカレーを食べている」感はかなりありますので、カレーを食べないといけないタイミングで目の前になか卯があったならば、私なら即決してしまうかなーと思います。

ただ、まっすぐにまとまったカレーですので、ちょっとしたお遊び的な変わり種カレー(トッピングなど)は当面でなさそうです。
たまにから揚げ・卵の無料券が配布されることがありますので、それらをトッピングを一緒に注文すれば、より一層カレーを楽しめるかと思います。

高級感★★★★☆
THE ビーフ★★★★★
コスパ★★★☆☆

全体として

ざっと食べ歩いてみてわかったのですが、辛さについては微妙な差はあれど各店舗さほど大きな差がないことがわかりました。

ただ、味についてはカレーというメニューそのものがやはり競合が激化しているジャンルだということもあり、各社それぞれの特色を出していこうといった戦略めいたものが見て取れました。
吉野家となか卯で全く逆っぽいコンセプトのカレーを出してるなぁとか、そういった普段あまり触れ合うことの少ない牛丼屋のカレーの世界にも小さな宇宙があるんだなぁと、ふと思ってしまったりもしたのでした。

で、今回4店舗食べてみて個人的に順位をつけるとした場合は、以下の通りかなと思います。

1位:なか卯
2位:すき家
3位:松屋
4位:吉野家

やはり、重厚感あふれるビーフカレーのなか卯が一番よかったなと。
逆に吉野家はシンプルすぎるのがちょっと・・・
2位、3位はまぁ、どちらも僅差なんですが家庭的で素朴なカレーが好きな私としてはすき家に1点追加しておきたいなと思った次第でございます。

好み理由は人それぞれ、あるかと思いますのでここにあるのはあくまで僕自身が勝手に思ってる感想です。
本当の味は自身で確かめるしかありませんゆえ、ぜひ牛丼屋さんへ立ち寄ることが今後あるようでしたら、一度カレーを注文してみてはいかがでしょうかーー。

それではこの辺で。
初めてのGutenbergによる投稿でした!
Gutenberg、書いてて楽しい!
ブロック単位ってこんなに書きやすいのかって今一人で感心しています(笑