唐突ですが。
WordCampはなんだか怖い!という意見(?)を度々耳にするのですが、全然怖いことはありません!
2018年のWordCamp Osakaは6月上旬に、7月にはOgijimaが開催されましたが、日本ではまだ9月にWordCamp Tokyoが控えておりますので、
ここで改めて私の実体験に基づく「ぼっちでも大丈夫!WordCampの楽しみ方」として、経験を振り返ってみたいと思います。

私について

私のWordCamp歴は2010年に東京都市大学で開催されたWordCamp Yokohamaを起点に、だいたい国内では7割くらい(適当です)のCampに参加しています。
今でこそ、関西のコミュニティに定期的に出席したりして知り合いも増え、ぼっち参加率も減っていますがそれもここ最近のお話でして、長らく一人で参加し続けておりました。
また、Camp Tokyoなどになりますと知り合いはほとんどいない状態になりますので、基本的にはぼっち参加状態ではあります。

WordCamp 開催前編

公式サイトを定期的にチェックしてみる

なんらかのきっかけから「WordCampが開催されるらしい」という情報を得ましたら、早速WordCamp公式サイトをチェックしましょう。
WordCamp Japan
こちらのサイトから、直近で開催される日本のWordCampと、それぞれの公式サイトへのリンクを確認できます。
公式サイトを把握できましたら、あとは定期的にチェックするだけです。
基本的に、最初は開催概要だけが掲載されているのみでコンテンツはまだ何もない状態だったりしますが、暫くしたらスポンサーバナーや参加登録ページ、ブログなど、コンテンツが少しずつ充実してきます。
日が近づくにつれコンテンツ更新速度も速くなり、それに従う形で当日を迎えるまでの気持ちもどんどん高まってくることでしょう。
少しずつ公開されていく情報を眺めながら、ワクワクする気持ちとともに当日のすごし方を計画し始める段階で、既にみなさんのWordCampは始まっているのです。

公式Twitterアカウントをフォローしてみる

日本のWordCampでは公式Twitterアカウントが開設されていますので、ぜひフォローしましょう!
WordCamp Osaka
WordCamp Ogijima
WordCamp Tokyo
最新のイベント情報の他、美味しいランチ情報や裏話、中の人が誤爆したりなど楽しい情報が盛りだくさんです!
中にはレアグッズがもらえる当日イベントもありますので、そういったイベントをいち早く押さえておきたい場合にはおすすめです。

参加者一覧を眺めてみる

普段からお世話になっているテーマ・プラグイン作者さん、あるいはコミュニティの仲間、もしかしたら友人知人・同僚の方も参加しているかも・・・?
近年のWordCampでは、参加登録を行うと参加者のGravatarアイコンと名前が参加者一覧に順次追加される仕組みになっています。
参加者一覧を見て、「あの人が参加してるなら・・・」とWordCampへの参加を決める人もいるとかいないとか。
タイムテーブルが公開されると参加者数の増加も一気に加速するので、チェックしてみましょう。

WordCamp 当日編

少し早めに到着しておく

WordCamp当日は、開場直後あたりに到着することをおすすめいたします。
受付ブースでは開会15分前からは特に混雑しますため、スムーズに入場したい場合は早め早めの来場を目指しましょう。

会場の全体を眺めてみる

もしWordCamp参加が初めてであれば、歩ける場所を少し歩いてみて、会場全体の雰囲気を眺めてみましょう。
いろいろな人がいて、スポンサーブースがあって、会場の一角では参加者の皆さんが思い思いにくつろいでいる場所があるかと思います。
参加するセッションなど、公式サイトから事前に計画を立てているかと思いますが、休憩時間などを利用してスポンサーブースや展示など、会場を回るプランもその時にざっくりと考えておくとよいでしょう。
最近は会場で休憩スペースとコーヒーなどを提供してくれている場合も多いので、ぜひご活用ください。
1日長丁場となり、場合によっては立ち見セッションなども出てくる場合もありますので、以外と後半疲れてしまいがちです。
(私も東京に行くとなると朝5時から出発したりしてて、午後にはセッション中に力尽きてしまうことも・・・)
セッションの合間を塗って、美味しいコーヒーを楽しみながら、一休みすることも重要です。
会場での飲食が制限されていることも多いです。
わからないことなどがあれば、早めにスタッフの方へ確認してみるとよいでしょう。

セッションを楽しむ

WordCampのメインイベントはやはり数々のセッションです。
前に話をしてくれる人がいて、そのお話を聞くというセッションが多くを占めているので、通常はこちらに参加することになるかと思いますが、
もし「アンカンファレンス形式」のセッションがあれば、こちらにも参加してみることを強くお勧めします。
この形式のセッションは、「全員が発表者」となるセッションで、テーブルごとに設定されたテーマに沿ってディスカッションするというちょっと変わった形式になっています。
気になるテーマについて、皆はどうやっているのかということを知識を持寄る形でのセッションになるので、多角的な視点からの情報を知ることが出来、意外な気づきを得られたり、アンカンファレンスという会話を機会としてお友達関係になったりする人もいたりと、通常のセッションとは違った収穫を多く得られます。
また、最近は同時翻訳セッションが増えているので、国外参加者の方のセッションを聞いてみることも特におすすめです。
国外での事情や事例は日本ではなかなか知り得ないことも多いので、何かと参考になることが多いです。
ところで、セッション中に前に表示されているスライドを丁寧に写真に残す方が見受けられますが、この行為は控えて頂いたほうがよいかと思います。
シャッター音が気になる方もおられますし、カメラを高めに構える行動は周囲に着席されている方の視線を遮ることになります。
スライドは当日、遅くても後日必ず公開されますし、WordPress.tvの方にもセッションの録画が(特別な事情がある場合を除いて)公開されますので、ご安心ください!

スポンサーブースを訪問してみる

WordCampは数々のスポンサーさんによって支えられている側面もあります。
ぜひ、スポンサーブースにも足を運んでみてください!
自社サイトや案件で実際に利用しているサービスを運営している企業さんであれば特に立ち寄りやすいのではないかと思います。
また、当日はすべてのスポンサーさんをみんなで回る、スポンサーブースツアーという企画もあります。
案内・進行役のスタッフさんがついてくれ、スポンサーさんの紹介や質問タイムなどを設けてくれますので、すべてのスポンサーさんを回ってみたいという方には特にお勧めです。
様々なノベルティやサービスチケットをもらえたりもしますので、後日会社などで自慢してみたりするのもいいかもしれませんね。
(最近のノベルティ、何気にすごく実用的なものが多いのでコレクションしてみるのも・・・)

イベント企画に参加してみる

セッションを聞くだけではもったいない!
もし時間と体力に余裕があるようでしたら、せっかくなので様々な企画にも参加してみましょう。
先ほどのスポンサーツアーもそうですが、その他にもクイズ大会、スタンプラリー、最近では可愛いアイロンビーズ作りや過去にはWordPressのバージョンにちなんだJazzライブなど、様々な企画を楽しむことができます。
もしかしたら特別な参加特典がもらえるかも・・・?
各種企画は公式サイトのブログやTwitterなどで告知されますので、気になる方は要チェックーー!

懇親会編

勇気を出して参加してみる

とにもかくにも、参加しないことには楽しさは実感できません。
こればっかりは、勇気を出して飛び込んでみましょう!
(懇親会は申し込み不要な場合もありますが、別枠として申し込みが必要な場合がありますので、公式サイトを都度ご確認下さい!)
ところで、2017年のWordCamp Tokyo懇親会では「ぼっち向け襷」の配布がありました。
これ、「ぜひ声をかけてください!」という目印とのことで、あれ地味にいいアイデアなのかも・・・!
僕も勇気が出ないぼっちなので、今度の東京でも同じような仕組みがあればぜひ活用したい(笑
お声かけお待ちしております!

乾杯のタイミングで、隣の人と名刺交換をしてみる

1日の終わりの宴が始まる!
乾杯の瞬間こそ、WordCampは最高潮を迎え、そして一気に場の雰囲気が緩む瞬間であると言っても過言ではありません。
この瞬間こそ、コミュニケーションをとってみるチャンスです。
もし名刺を持っているのであれば、「本日は1日お疲れさまでした」と隣の方へ声をかけてみて、名刺交換をしてみるのもよいでしょう。
そして小さく乾杯を!
少しお酒を挟みながら、自己紹介、どこからきたのか、今日の出来事などを共有しあうのもまた、懇親会の醍醐味だと思います!
また、この場ばかりはスタッフさんも普通に参加されてますので、もし当日お世話になったスタッフさんを見かけたら、この場を借りて「楽しかったです」とお伝えするのもよいでしょう。
この時に、スタッフさん視点でのWordCamp情報を聞いてみたりするのも、意外なお話が聞けたりして面白いですよー。

懇親会エピソード

私自身とても驚いたのですが、懇親会に行ってよかったなぁと今でも思うエピソード。
WordCamp Kansaiの懇親会で、隣にいた人と名刺交換をさせていただいたのですが、
お名刺を拝見しますと何やらどこかで見たことがあるアイコンが・・・。
その方、以前よりTwitter上にて、オンラインでのみでやりとりしていた方なのですが、まさかのドンピシャでリアル邂逅という奇跡(笑
当時めちゃくちゃびっくり+大興奮した記憶があります。
偶然ってすごいです!
ちなみに↓のお方です
tz_blog

懇親会での注意事項

あくまで個人的に思っていることとして、ですが、いくつかあります。
まずは、貴重品などは身につけるなどし、ご自身の荷物につきましては必ず目を離さないように気をつけましょう。
どうしても手荷物が多くなりがちなWordCampですので、懇親会くらいは荷物は背負わずに参加したいところですが・・・
一応、会場の壁際などが荷物置き場となることもありますので、そのようなところに荷物を置かれる場合も遠目にでも荷物が目に届くように置かれることをおすすめします。
(荷物の取り違えなどは普通に起こり得ますので・・・)
次に、その場で知り合った方とずっと一緒にいることは控えましょう。
その方も、いろいろな方と交流したいと考えているかと思いますので、話題が落ち着いたら会場を回りますとお伝えして、その場は切り上げるのがよいかと思います。
(心細い僕はよくやってしまうのです・・・すみません)
あとは、お酒に飲まれないように!!
(こないだは飲み過ぎですみません・・・)

ところで、なぜWordCampは怖いと言われているのか?

とりあえず、ざっとこんな感じでいかがでしょうかといったところで、そもそもの疑問です。
WordCampは怖い!というお話をよく耳にします。
一体何が怖いのかという具体的なお話は全然聞かないのですが、とにかく怖いという印象だけが先行しているようで・・・
先日のWordBench懇親会でもちょっとだけその話題になりまして、その時は
「超ヤバい、コアなIT技術者が集まってて(なんだか)怖いという印象があるのでは?」
「何かを売りつけられるかも、という警戒感があるのでは?」
といった意見を拝見し、うーんなるほど、といった感じではあるのですが、やはりまだピンときません。
まぁ、WordCampはWordPressコミュニティ主催のイベントであり、そのコミュニティに関係する人も含め大勢の人が集まる中に飛び込むという行動に関しては確かに勇気がいったかなぁと思い返してみればあるかなと。
(WordPressに特化したカンファレンスという時点で、かなり濃厚なイベントになるということも想像に難しくはありませんでしたし・・・)
しかしながら、最初に横浜に参加してみてからすっかりハマってしまった僕はその後のCampには積極的に参加するようになりまして。
「あの怖かったっていうのはなんだったんだろうなぁ」と今になって思ってしまうわけであります。
WordCampは怖いことなんてまったくありませんし、その場にいる人は皆共有すべき情報を持ち合わせた仲間です。
今、Tokyoの参加に迷っているWordPressな方も、ぜひ「モニタの向こうで見え隠れしているWordPressラヴな人たちをこの目で拝んでやろう!ついでにセッションなどで面白いお話が聞けたらいいな!」といった気軽な気持ちで参加してみるのがよいかと思います。

・・・こんな感じで大丈夫でしょうか?(笑
何かの一助になれば、幸いです。
(他に思いついたことがあれば追記していきます)
ところで、WordBenchカテゴリが普通にWorkBenchってなってたので直しました。
自動変換されちゃったのかな・・・
はっずーー!