カレー食べたいならここに行こう（大阪編）

8月も下旬に差し掛かり、暑さもますます激しさを増しておりますが、こうも暑いと毎日カレーを食べたくなりますよね。
食べたくならない人は食べたくなるまで毎日カレーを食べてください。
それはさておき、突然ですがカレーが食べたくなった人に向けて是非食べていただきたいカレーをいくつかピックアップしてみようと思います。
※僕の行動範囲が狭すぎてなんか地域が偏ってますが基本的にお昼休みとか仕事帰りに食べた感想を書いています
※というか、Facebookで書きまくったお店しかありませんので「またか！」てなる人はctrl+wでどうぞ。

カツカレー

カレーにカツをのせるという行為がいかに（体脂肪的に）愚かであるといわれようとも、その美味しさたるやその話題だけでワインボトルが数本あけられるくらい語るところはあると思います。
ですが、やはりただカレーにカツをのせるだけでカツカレーが完成するかっていうと、またこれも違いまして。
やはりカツとルゥのハーモニーがマッチしてこそのカツカレーであるというわけでして。
そこで僕がオススメしたいのは西大橋にある「加哩屋玄」というお店のカツカレーです。
僕が食べた記憶の中では、ここのカツカレーが大阪近辺では一番評価が高く、大変よいお味に対して意外なほどお値段がリーズナブルな点が非常に印象的でした。
なお、このお店で食べられるカレーにバターカレーとトマトカレーがありますが、どちらも絶品。
両方食べられるメニューもありますのでこちらも是非ご賞味あれ！！

こだわりスパイス

カレーは、スパイスの選び方・使い方次第で無限大の個性を生みます。
様々なお店がそのブレンドと調理方法に試行錯誤を繰り返し、無限大の可能性の中から１つの答えを見つけようと日々切磋琢磨されていることと思いますが、その可能性のなかから１つの答えを導き出した素敵なお店があります。
中之島のダイビル本館に店をかまえる「旧ヤム邸 中之島洋館」です。
こちらのカレーは非常に香ばしいスパイスが特徴的で、そこに出汁という和の調和を生かしたスパイシーで味わい深いカレーが楽しめます。
お昼は日替わりルゥを3種類選択できる混ぜカレー、夜はちょっとお洒落なカレーのほか、グリルメニューもあります。
他にも予約すればカレー鍋を楽しめるコースもあるようです。
また、旧ヤム邸は空堀に本店があり、こちらはカレー膳という日替わり3種から選べる2種盛りカレーとお惣菜のセットを頂くことができます。
独特のこだわりブレンドを楽しみたい方は是非旧ヤム邸を尋ねてみてはいかがでしょうか。

激辛

カレーといえばやっぱ辛くないといかん！
そうですよね！そうこなくっちゃ！
そんな激辛カレーを求めて大阪中を旅をされている方でも満足していただけるお店、あります！
肥後橋にある「南蛮亭」です。
ランチメニューになり、土日はお休みなのがちょっと痛いのですが、こちらで食べられるチキンカレーこそ激辛カレーの真骨頂！
下手すると何の罰ゲームなのか！といわしめんばかりの辛さに満足していただけると思います。
ただし、ただ辛いだけではありません！
この南蛮亭、普段は鶏をメインにお料理を出している居酒屋でもあり、そのお店がチキンカレーと銘打っているだけあって「鶏のうまみ」が素晴らしいです。
ただ辛いだけのカレーですと、辛さの先にあるものは「単純な苦味」であることが多いのですが、そこはちゃんとバランスが考えてあり、「うまみと激辛の共存」を巧みに表現できている一級品のカレーだといえると思います。
また、このお店では非常にレパートリー豊富な「週替わりカレー」もあり、こちらも絶品。
どちらも食べたいと思ったら迷わずダブルカレーを注文することをオススメいたします。
鶏肉を贅沢に使った鶏丼とミニカレーのサービスセットもありますので気分次第で楽しめるのもこのお店のよいところであると思います。
なお、チキンカレーの上に辛さをまろやかにするココナッツソースがかかっておりますが、より辛さを求めるならレジで注文時に（※このお店はランチは先払いです）「白抜きで」と伝えてみましょう。

うま辛

適度な辛さとうまみのハーモニーが病みつきになるというのが、この世にカレー好きが数多存在する所以だと僕は考えています。
しかしながらこのバランスって実は大変に難しい。
スパイシーすぎるカレーは汗がだくだくになりそうなほど辛かったりするし、そうじゃないとバーモントかってくらいに甘かったりも（※バーモントカレーって凄い甘いイメージありませんか？）・・・。
色々なカレー屋さんを巡っては「確かに美味いけど、なんか・・・なんか？」ってちょっともやもやになることが多いんじゃないかなーと思います。
ここでガツンと「これはすごい！」といえるカレーに出会いたいと思っていた矢先、できました！
肥後橋のど真ん中に！！
期待の新星「さぼてん食堂」です！
このお店、最近九州から肥後橋に引っ越してきたばっかりのぴかぴかのお店ですが、そこで食べた「漢のキーマカレーらいす」がまさに「こ、これは！」となるお味でびっくりしました。
しっかりと作りこみ、必ず2日寝かしてから出すという拘り製法のカレーはうまみも抜群で、辛すぎずでも少し辛いという絶妙なまでの辛さがさらにうまみを引き立ててきます。
一口食べてそのお味にびっくりするという体験、ここ数年では数えるほどもなかっただけにここのカレーは深く印象に残りました。
まだ1回しか行った事がないので、次はキーマじゃなくてお野菜たっぷりの野菜カレーを注文してみようかなと思っています。

とりあえず大阪近辺で4ジャンルほどお気に入りのお店を紹介してみました。
その他にも「ガッツリ系カレー」「薬膳カレー」「野菜系カレー」など様々なジャンルがあり、それらが非常に美味しいカレー屋さんというのも非常に多くあると思います。
ちらと触れたとおり、カレーというものは無限の可能性というものをもっとも分かりやすい形で体験させてくれる魔法の食べ物でもあります。
その中から「これこそ！」というものを最終的に選び出すのはそれを食べる人自身ですし、紹介したお店は僕自身がそうしたにすぎないわけであります。
是非是非、その可能性に触れてもらって、そして新たなる可能性を探し出す旅に出る人が増えればいいなーという願いをこめて。
いや、ほんとのところそんなことはどうでもよくて単純に今カレー食べたいのをこらえるためにこの記事を書きました。