朝電車に乗って、さてIngressでポータルハックだ！と意気込んでiPhoneを取り出したら、なんだか懐かしい画面。
というか、明らかに画面が小さいし、それに本体が分厚く重たい。
「ん？iPhoneってこんなだったっけ？」
と思いつつiPhoneをマジマジと眺めてから、「あ、これiPhone4Sだ」って気がつくまで大体10秒くらいかかった。
なんで間違えたのかさっぱり分からなかった。
朝家を出たときにむんずと掴んでポッケに放り込んだときに気がついてもよかったはずなのに。
われながら意味がわからんと満員電車の中でひたすら首を傾げていた。
ためしに手元のiPhone4Sから画面に入ってみる。
このiPhoneはお風呂用と目覚まし時計とベッドサイド端末となって家では現役で使っているので別に懐かしくもなんともない、いつものiPhoneなのだが、このiPhoneは有効なSIMが刺さってないため、当たり前ながら電波は飛行機マークしかない。
どっかのWi-Fiスポットにつながらんかなーと期待してみるもやっぱり繋がるわけもなく。
本でも持ってれば・・・とも思ったけども残念ながら手持ちもなく（ひらくPCバッグには小説とか入ってたけど）ただ只管に満員電車に押されながら目の前のおっさんの顔を見つめる以外にやることがなかった。
ちなみに、僕の朝の日課は大体以下の通りである。
- 電車に乗る前にiPod nanoさんに選曲を依頼（適当にランダム再生する）
- Ingressを起動してライナー沿線のポータルを猛ハック
- 海の上にいる間に本日の1曲目をTweet
- Ingressで住吉に着くまではHack and Charge
- 住吉から大阪まではニュースチェックとTumblrでひたすらrblg
- 地下鉄の一駅の間にTwitterでTLを1時間分くらい流し読み
朝はTumblrと音楽で勢いにのってるようなところもあったためか、早速今日1日が不安になるという・・・。
朝電車の中でおっさんの顔を眺めながら普段やってることを思い返してみて、どんだけ依存してるんだとつい自問してしまう。
けど、西宮駅あたりに差し掛かったところで「まぁいいか。インターネットのない1日もたまにはいいだろう」とサクッと気分を切り替え、今日やることを頭の中で整理することにした。
実は一切インターネットに繋がらなかったといえばそれは嘘になる。
地下鉄駅に設置されたFree Wi-FiにiPhoneが反応し、メールやらTLやらFacebookのフィードやらを取り込んでくれた。
（そのときにiPhoneを忘れた旨をTweetすることも出来た）
これで心置きなくインターネット無しな1日が送れる・・・とホッとしたんだけども、よく考えたらこれ駄目な気がする・・・。
まぁでも、朝仕入れたTLやFacebookの投稿はトイレ休憩中にさくっと読んで気分転換もできたので、これはこれでまぁよかったかもとも。
お昼休みはいつもTL眺めたりなんかの用語集リンクをまわったりして遊んでたんだけども、それもできないので今日は普段は見ないほかの人が書いたソースコードをじっくり読んで意味を考えたり調べたりしてみた。
処理の流れが不明瞭だったり、謎な仕様が山ほどあったが、それを読み解くのは本当に楽しいし、とても勉強になる。
仕事中にやってもいいんだけど、手を止めて眺めてたりするとサボってると思われたりするので、意外と昼休みをこういう使い方するのも悪くないなと感じた。
だいたい、ソースを読むのは嫌いじゃないし、こういう昼休みの使い方も十分有意義な休憩のうちだと思う。
なんだ、別にiPhoneがなくてもなんとかなるもんじゃないか。
業務が終わって8時すぎ。
帰りくらいはいいだろうとiPhone4Sをちょっと弄る。
なんかネタが埋もれてないかと弄ってみたのだが、青空文庫のリーダがあったのをそのとき思い出して、久々に開いてみた。
そこには2冊くらいしかデータがなかったけど、未読の本が登録されていたので、それに読みふけっている間に地元に帰還。
割とあっさり1日が終わってしまって、最後の帰り道、なんだか拍子抜けしてしまった。
iPhoneは無いと困ることのほうが実際は多かったりするのだけども、なくてもなんともなく事が進み、終わる日もある。
当然のことかもしれないけど、それを実際できたのはある意味収穫だったかなーと思う。
この仕事柄、ガジェットにはべったりしがちなので、たまに休肝日的な日を設けるのも大事なことなんだなーと。
あんまり自分のこと考える時間が持ててない感じもあるので、こういう時間を上手につかって、あれこれ考えたりしてみるのもいいのかなと思った今日一日であった。